映画 La conspiration du Caire (Boy From Heaven)
今年のカンヌ映画祭で脚本賞を受賞した「La conspiration du Caire (英題:Boy From Heaven)」を観ました。
あらすじ:漁師の息子であるアダムは、エジプト、カイロにあるイスラム教スンニ派の名門大学「アル=アズハル学院」に入学することになった。家族を置いて地元の村を去り、不安を胸に入学した矢先、大イマームが亡くなる。次第にアダムは次期指導者を巡る宗教と政治の権力闘争の渦中に引き込まれていく・・。
フランスでの予告編はこちら。
続きを読む友情とセクシュアリティと責任と(映画 CLOSE)
ベルギーの映画「CLOSE」を映画館で鑑賞しました。
親友のLéoとRémiの2人の少年は、いつも一緒だった。
中学生になり、Léoは周りの目を意識し始め、関係がぎくしゃくする・・。
予告編はこちら。
続きを読む使える調味料、瓶・缶詰め食材
ときどき日本にいる知り合いに「フランスでは何食べてるの?」と聞かれます。フランス料理のイメージでお洒落なものを食べていると思われがちですが、外食は高くつくので、家で作ることがほとんど。
周りのフランス人からも、家でどんな食事を取っているのか聞かれることがあります。そんなに変わらないと思うのですが、まだまだ日本人の食卓は謎が多いみたいです。
フランスに来て思うのは、食べるのを楽しんでいる人が多いな、ということ。日本にいたときももちろん食の楽しみはありましたが、「食べなきゃいけないから食べる」ということも多かったかも。男女関係なく料理好きな人は料理の話をするし、若い人も目をきらきらさせながら美味しいものの話しているし、自分もそれに影響されてきた気がします。
料理は、うちはパートナーとゆるーく分担していてプレッシャーもほぼないし、普段はできるだけ手間をかけないようにしています。
ということで今回は、料理下手なりに、フランスで使って良かった調味料や瓶・缶詰め食材を挙げてみたいと思います。時短やバリエーションをつけるのに便利なものをチョイスしました。
- すりおろし西洋ワサビ (Raifort râpé)
- アーティチョーク (Cœur d'Artichaut)
- ヤシの芯 (Cœur de Palmier)
- オリーブ
- フランス産のピクルス (Cornichon)
- ポン酢
ドラム式洗濯機の掃除で見落としていたこと
フランスではドラム式の洗濯機が主流です。うちはÉlectroluxeというメーカーの洗濯機を使っています。
先日白いタオルを洗濯して洗濯機から取り出すと、黒っぽい汚れがついていました。一緒に何か洗ってしまったなど、思い当たる節がなかったので、とりあえず洗濯機内を調べることに。
一応定期的に石灰(calcaire)などを取り除く液体(写真はCalgon)を使っていましたが、ひとつ盲点があったことに気づきました。
写真で示したゴムになっている部分のすき間です。
犬を飼っているので、手前の部分には時々犬の毛やホコリが出ることはありますが、さらにその奥側は掃除したことがありませんでした。
洗濯機を回した後の濡れている間にキッチンペーパーで掃除してみると、ペースト状になったホコリがかなり溜まっていました。おそらくこれがタオルについたのかなぁと思っています。
ゴム部分を取り外すことはできないのでホコリを取り除くだけの簡単な掃除ですが、匂いが出にくくなった気がします。
フランスで運転するときの心得
フランスで生活していると感じることの一つに、「車社会」だな、ということがあります。
2020年の数値で見ると、人口1000人当たりの車の台数は日本は624台、フランスは667台と、フランスの方が少し多いようです(ソースによって数値に違いがあるので、あまり参考にならないかもしれませんが・・)。
List of countries by vehicles per capita - Wikipedia
地方に住んでるからか、車がないと日々の買い物もしづらいです。また例えば農家の生産者が集まるイベントなど、車で来ることが前提の場所が会場だったりもします。
石油精製所 (raffinerie)のストライキで、フランスでは最近ガソリンやディーゼルを入れるための行列が各地で見られます。コロナ禍もそうですが、普通にできていたことができなくなると、その大切さが身に沁みるというか・・何かを学びますね。
自分がフランスで運転するようになったのも、必要にかられてなのですが、日本ではほぼペーパードライバーでした。それでも慣れれば意外となんとかなるという感じです。
そこで今回は、フランスで運転するときに気をつけていることを紹介したいと思います。
- 免許
- 交通ルール
- 右側通行
- 道路
- 高速道路
- 速度制限
- 取り締まり
- 追い越し
- 円形交差点 (rond-point)
- その他
- 人
- 駐車
- タイヤ圧
フランスの軽罪裁判所で傍聴した話
フランスの刑事裁判は基本的に公開されていて、傍聴することが可能です(案件によっては非公開の裁判もあり)。
今回は、重罪院 (Cour d'assise)よりも軽い犯罪を取り扱う軽犯罪裁判所 (Tribunal correctionnel)にて、実際の裁判を傍聴したので、その様子を書きたいと思います。
- 1. 法律違反の種類
- 2. 裁判所に入る
- 3. 傍聴開始