使える調味料、瓶・缶詰め食材
ときどき日本にいる知り合いに「フランスでは何食べてるの?」と聞かれます。フランス料理のイメージでお洒落なものを食べていると思われがちですが、外食は高くつくので、家で作ることがほとんど。
周りのフランス人からも、家でどんな食事を取っているのか聞かれることがあります。そんなに変わらないと思うのですが、まだまだ日本人の食卓は謎が多いみたいです。
フランスに来て思うのは、食べるのを楽しんでいる人が多いな、ということ。日本にいたときももちろん食の楽しみはありましたが、「食べなきゃいけないから食べる」ということも多かったかも。男女関係なく料理好きな人は料理の話をするし、若い人も目をきらきらさせながら美味しいものの話しているし、自分もそれに影響されてきた気がします。
料理は、うちはパートナーとゆるーく分担していてプレッシャーもほぼないし、普段はできるだけ手間をかけないようにしています。
ということで今回は、料理下手なりに、フランスで使って良かった調味料や瓶・缶詰め食材を挙げてみたいと思います。時短やバリエーションをつけるのに便利なものをチョイスしました。
- すりおろし西洋ワサビ (Raifort râpé)
- アーティチョーク (Cœur d'Artichaut)
- ヤシの芯 (Cœur de Palmier)
- オリーブ
- フランス産のピクルス (Cornichon)
- ポン酢
すりおろし西洋ワサビ (Raifort râpé)
日本のチューブや粉のわさびも、実は西洋ワサビで作られていることが多いようですね。
このRaifort râpéは辛くないです。色は黄味がかった白で、食感はすりおろした生姜みたいな感じ。
個人的にすごく合うと思うのが、パスタです。パルメザンチーズのように、食べるときに加えると、香りと風味を楽しめます。
冷凍の魚のカツ(poisson pané、下のFindusというメーカーがおすすめ)にも合います。これにお好みソースをかけるとB級グルメっぽくなります。
アーティチョーク (Cœur d'Artichaut)
すぐ使えるし、味も食べ応えもあるので、ベジタリアン料理にする時にメインにも使えます。
炊き込みご飯にも合うようなので、試してみたいです。和の味に馴染みやすそう。
ヤシの芯 (Cœur de Palmier)
ヤシの芽から取れるそうです。ちょっと酸味があるのが特徴で、切ってサラダに入れたりします。加熱しても美味しいです。
切ってつまようじを刺したらアペロでも使えそうだと思いました!
オリーブ
ちょっと料理にパンチを加えたい時に使っています。オリーブを入れると途端にプロヴァンス風になります。
サラダはもちろん、炒め物とかオーブンで作る料理にも使えます。
黒オリーブの方が緑よりも味が強いです。
フランス産のピクルス (Cornichon)
テレビのルポルタージュで見たのですが、フランス産のきゅうりで作ったピクルスはもうほとんどのメーカーが作っていないようです。
Jardin d'Oranteというメーカーは上の写真のようにフランス産のミニサイズのきゅうりでピクルスを作っていて、すごく美味しいです。
このまま付け合わせやアペロにも使えるし、小さく切って料理に使ってもOK(入れすぎると主張が強いので隠し味程度に)です。
ポン酢
これは日本に一時帰国した時に買ったり、通販もしているパリのKIOKOさんで購入したりしています。キッコーマンのポン酢はスーパーでも取り扱っているところがありますね。塩気が欲しいときや、醤油だと濃いなと思うときなどに重宝しています。
鶏の照り焼きもほんのり柑橘系の香りがついておすすめです。アボカドにも合います。
ヴィネグレット(塩、胡椒、お酢、マスタード、オリーブオイルを混ぜたドレッシング)で塩とお酢の代わりに使ってみると、美味しかったです。ヴィネグレット、分量はいつも適当です。オリーブオイルを加える前に他のものをしっかり混ぜておき、オリーブオイルを加えるときは少しずつにして都度混ぜるようにすると、オイルが分離しないです。