フランス生活:キッチンの排水管を掃除した話
キッチンの排水溝がときどき詰まったようになります。
日本にいたときは、定期的に業者が排水管掃除に来てくれていたのですが、フランスでは一般的ではないような。少なくともうちのアパートではそういうサービスはないです。
これまでの対策は、
- ラバーカップ(いわゆるスッポン、フランス語ではune ventouseとか、un déboucheur évierと呼びます):数回圧力をかけるだけですぐに流れるようになるので、しばらくは解決しますが、数日するとまた詰まりだします。カルフールで買った小さめのやつで、あまり威力がないのもあるかもしれません。
- 詰まり・ぬめりを溶かす液体:ときどき使っていますが、いまいち効いた気がしないです。
ということで、根本の解決をしなくてはと、シンク下を自分で掃除することにしました。
これまで電気周りと水回りは業者に頼んだ方が良いと思っていたので、一度も清掃したことがなく・・・(フランスは電圧が高いので電気周りは危なそうです)。
参考にしたのはこの動画です。
用意したもの
- ゴム手袋:排水管内に油脂汚れがついているので。
- 水を受けるバケツ:詰まっている場合を除いて、小さいもので大丈夫です。下の画像の②の部分(トラップ、フランス語ではun siphon)を外すと水(と汚れ)が落ちてきます。
- 歯ブラシ:排水管の中を掃除します。
- 油汚れ用の洗剤(スプレー):これも排水管の中を掃除するためです。
- キッチンペーパー(あらかじめ必要分を切っておくと便利):油脂汚れは固形なので、歯ブラシで取ったものを一時的に貯めておくために使いました。
手順
- 排水管の写真を撮っておく:万が一あとでどうやって付けたらいいか分からなくなった時のために、写真を撮っておくと良いです。
- ゴム手袋をつける。
- トラップの下にバケツを置く:下の写真参照。
- 手でトラップのバルブ(◎)を回して水を抜く:※ パッキンがあるのでなくさないようにご注意ください。
- 他のバルブ(★)を手で回して外す:自分は最初と最後のバルブだけ回して、ごっそり外して風呂場に持って行きました。※ ここにもパッキンがあります。
- 固形の汚れを取り除く:歯ブラシで取り除きます。大きさによっては持ち手の方を使った方が効率的かも。
- 洗う:洗剤をスプレーして歯ブラシで磨き、水で流す。
- 付け直し:パッキンも忘れずに。
- 水を流して漏れがないか確認
結果
意外と簡単です。
総量として、こぶし2つ分くらいの油脂汚れが取れました(あまりに汚かったので写真は撮っていません・・)。黒っぽいものと、ベージュっぽいチーズみたいな塊です。
血管の内壁にできるプラーク(動脈硬化)って、こんな感じで形成されていくのかなと思いながら作業しました。
今回掃除した箇所より先(写真のグレーの部分)を掃除したい場合は、動画にもあるように、ワイヤー(フランス語ではdéboucheur de canalisation)を使うと良いようです。もし今回の掃除で解決しなければ、やってみようと思います。