Playtime

フランス生活で見聞きしたこと、感じたことを書いていきます

フランスおすすめシャンソンその②

第二弾です。

前回はこちら。

mochilta.hatenablog.com

今回は5人紹介します。

Charles Aznavour シャルル・アズナヴール (1924-2018)

2016年に来日された際、大阪フェスティバルホールでの公演を鑑賞しました。92歳とは思えない程に声も出ていらっしゃいました。

歌詞で見ると「Hier encore」や「ラ・ボエーム」という曲が好きですが、耳馴染みの良い曲を挙げると次の3曲です。

Et pourtant : 1963年の曲。確かこの曲は上記の大阪での公演では披露されなかった気がします。若いアズナヴールの力強さが感じられる曲です。

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Il faut savoir : アズナヴールの低音が効いています。特に後半のドラマティックに歌われるパートが好きです。

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和訳・解説は朝倉さんのサイトを紹介させていただきます。

朝倉ノニーの<歌物語> | 心得るべきはIl faut savoir

Emmenez-moi : 早口になるところと、サビで「アー、ムー、ネー、モワ!」と盛り上がるところと、緩急がついているあたりが、感情の激しさを表しているように感じます。大阪城ホールでのコンサートでは最後のラララ・・・の部分でクルクルと回って踊られていた姿が印象的でした。

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朝倉ノニーの<歌物語> | 世界の果てにEmmenez-moi

Françoise Hardy フランソワーズ・アルディ (1944-)

Tous Les Garçon Et Les Filles : かっこいいですね。声がすごく素敵です。

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朝倉ノニーの<歌物語> | 男の子と女の子Tous les garçons et les filles

Comment te dire adieu : セルジュ・ゲンズブール作詞。Adieu(アデュー)という言葉は、「もう会わない」という意図を含むので、タイトルは直訳すると「どうやって君にさよならを言おうか」。韻の踏み方がおしゃれです。

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朝倉ノニーの<歌物語> | さよならを教えてComment te dire adieu?

Les Frère Jacques レ・フレール・ジャック 

4人の男声カルテットのグループです。カルテットはフランス語ではle quatuor (クアチュオール)というそうです。

Rendez-vous (Stanislas) : ブリジット・バルドーと歌った、コミカルな展開が楽しい曲。

下記の動画の一曲目をご覧ください。

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興味のある方はこちらのインタビューもぜひ。インタビューの後はLa Marie-Joseph(船の名前のようです)という曲も披露しています。

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メンバーのAndré Bellecは「あなたの最大の欠点 (le défaut)はなんですか」と聞かれて、「たくさんあると思うけど、総括するとブルトン(=ブルターニュ出身)であることです。頑固だから。」と答えています。

François Soubeyranは同じ質問に「聞かれたことに正直に答えたくないところ」、

Paul Tourenneは「自分の最大の欠点は・・小さい欠点がたくさんあるから、それが積み重なるととても大きい欠点になる」、

Georges Bellecは「大きい欠点はないけど、気難しくて怒りっぽいところかな」

とそれぞれ答えていて、「それぞれに欠点があるから、グループとして、ワインのように混ざり合った時に長所・強み(la qualité)になるんじゃないかな」とグループとしての絆を感じさせます。

Michel Jonasz ミシェル・ジョナス (1947-)

Les Vacances au bord de la mer : 子どもの頃にコート・ダジュールで夏のバカンスを過ごした時に、バカンスには来たけれど、家族には特別なことをするお金がなかったという思い出を歌っています。作詞は別の方ですが、ミシェル・ジョナス自身も同じような経験をしたそうです。

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Changez tout : 上で紹介した曲は、メランコリックなので、こちらの曲の方が好きです。タイトルには「全部変えよう」といった意味が込められています。

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Michel Polnareff ミシェル・ポルナレフ (1944-)

ミシェル・ポルナレフの曲を知らない人も、「Tout tout pour ma chérie(シェリーにくちづけ)」は聞いたことがあるかもしれません。

La poupée qui fait non : Nonはフランス語で「いいえ」。この曲は軽快に「ノン、ノン、ノーン、ノン」というフレーズが出てきます。ヒッピー的なゆるさが心地よいです。

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Love Me, Please Love Me : バラードも素敵です。

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Dans La Maison Vide : 駆け抜けるようなメロディーが好きです。曲の短さといい、この疾走感は、東京事変さんの「閃光少女」と自分の中で重なるのですが、いかがでしょうか。

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